イリヤの空、読破

とうとうイリヤ読み終えました。
全巻出てから読み始めたのに、結局4ヶ月ぐらいかかりましたね。
で、4巻の裏表紙折り返しにも書いてありますが、この話は結局ハッピーエンドなのかアンハッピーエンドなのか。
いろいろ取り方はあると思いますが、自分としての意見を少し。
というか、この先かなりネタバレ含みますので、その辺注意して読んでください。





まず浅羽と伊里野は結局離れてしまいました。
このことについて言えばアンハッピーという人がいるかもしれませんし、自分もそう思います。
次に、二人ともお互いのことが好きなのだと気づくことができた点について。
このことについてだけ言えばきっとハッピーなのでしょう。
では、お互いが好き合っているのに離れてしまったことについて言えばどうでしょうか。
この点についてきっと意見が分かれると思うのです。
二人はお互いのことを想い合っているのだからハッピーだという人がいれば、離れてしまったのだから結局アンハッピーだという人もいるでしょう。
自分は前者だと思います。
けど、それが必ずしも正しいと信じて言っているわけではなくて、どちらかといえばということです。
ですが、この自分の意見は浅羽と伊里野のみに注目したときのものです。
少し注目する場所を変え、最後のほうに榎本が浅羽に銃を向ける場面を見てみましょう。
このとき、もし榎本が本気なのだとしたら、やっぱり結果はアンハッピーでしょうけど、結局撃ちませんでした。
それどころか、浅羽になら殺されてもよかったとまで言っているのです。
これと同じように晶穂は伊里野が突然消えてしまったことに不満を持っていますが、最後に写真をもらったということが書かれています。
なんだかんだいって、結局メインキャラのほとんどに進展があり、それぞれ伊里野をいろんな形で受け入れ、忘れていない点についてはやっぱりハッピーエンドだったと言えるのではないでしょうか。
それはきっと伊里野にとってだけではなく、浅羽にとてもうれしいことなのだと思います。
ということで、自分の意見としてはハッピーエンドではないかと思うわけです。